ブリンキング・ライツ・アンド・アザー・レヴェレイションズ
Eことマーク・オリヴァー・エヴェレットのプロジェクト、イールズの今年出た2枚組。1997年から自宅の地下スタジオで制作していた作品を集めたモノ。
夜も深まると、もう中毒になったようにEの音を欲する。
幾度となく心洗われ、自然と涙が溢れる。
Eの切なくも温かいその声は自分と静かに向き合うきっかけをくれる。
真夜中の自問自答系ミュージック。良すぎです。

私家版 青春デンデケデケデケ (角川文庫)
バンドマンの何人かに「この本おもしろいよ〜」と勧められたのを思い出し、読み始めた本。学生時代にバンドや音楽に目覚めた経験のある人はあの頃の感覚にもう一度舞い戻ってしまうこと間違いなしの一冊。音楽に限らず、仲間たちと何かひとつの夢に向かって、懸命になった事のある人ならば、しみじみしてしまう。何も楽しい事が見つからず、浮かない毎日を過ごしてる人がいたら、この本を読めば、ちょっと勇気が湧いてくるに違いない。

Elevator
カナダ出身4人組HHHの2nd。ここ最近気づけばこのアルバムの曲を口ずさんでいる自分がいる。「あぁもう朝か・・・」と重たい体を起こす時も、この音が響けば自然と体が軽くなる気がするし、夜ぐったりとしてる時にもこの音の力を借りれば、もう一ふんばりできそうな気にもなる。
1stではそこまで、ハマらなかった私もこのメジャーデビュー作でずいぶん虜になってしまった。鋭く突き抜けるような爽快パーティーサウンドにちょっとお洒落で品のある雰囲気が漂ってて、いい。全曲シングルカットできそうなぐらいの優れもの◎。

goodfeeling2005-05-10

「理想の女性は?」って聴かれると、最近すぐシャーロットの顔が思い浮かんでしまう。
シャーロットハザレイと言えば、あのクールビューティーなアッシュのギター娘。
男の子達が口を揃えて「超かわいい。」と言うのも「うんうん」と頷いてしまうわけで。
昨年の夏に彼女のソロアルバムが出てたので、もう即買いですよ。
さらに聴いてびっくり、想像をはるかに超えて、10曲全て素晴らしい。
彼女のイメージから、へヴィなサウンドがくるのかな?と思いきや、メロディクでポップでガーリッシュな曲たち。声も本当キュート。普段の声は低くてちょっとハスキーな感じだと思ったんだけど。コーラスだけじゃもったいないですよ、ねーさん、と叫びたくなるほど。
このアルバムは「メルトダウン」と同時期に約1ヶ月で制作されたものと言われているけど、実は彼女が20歳〜今までの5年間で書き溜めてきたものらしい。実はすごい引き出し持ってたのね。ASH脱退説などは完全否定、ティムに勧められてRECして見る気になったらしい。(そんなこと言ってASH脱退しちゃったけど・泣)
本当直球でくるメロディーだけど、サウンドが凝ってて飽きない。多彩な音色に痺れて、本当彼女が自由に伸び伸び音を楽しんでるんだな、ってのがビンビン伝わって今日も顔がほころんでしまう。5月にはいよいよ日本盤もDVD付きで発売。
アッシュのライブでは見ることのできなかった彼女の新たな1面を発見できる傑作。

Useless Music
2002年11月、惜しくも解散しまったワイノーのファーストアルバム。
私が大学受験を終えて、浮かれていた98年はワイノーがデビューした年であり、良い音楽に沢山出会えた年でもあった。
わりとあらゆるジャンルの音楽が昔から好きだったが、ライブハウスでのライブというものの魅力に取り付かれたのもこの頃で、テレビやラジオでは流れてこない日本の音楽の中に、こんな目玉が飛び出るほど、衝撃を受ける音たちが存在するのかという事を知った。ライブハウスに行くと共通の趣味を持つ知り合いができ、そんな人たちの中でよく話題になってたのは、ワイノーやスーパーカーナンバーガールなどなど。
ワイノーの『Useless Music』を聴いてまず思ったのは、これは日本語で歌われてるブリティッシュロック!!「かっこいい・・・」アホみたいだけど、単純にそう思った。そこまで熱狂的に彼らを追っていたわけではないけど、今あらためて聴き返すと私にとってずっと大切なロックバンドであり続けるだろうな、ということを確信する。
解散後、ギタリストの外川氏のライブは縁あってよく見ることがあり、その影響で再び家でワイノーを聴く機会が増えている気がする。
「残念ながら商業的にはうまくいかず解散したけど、5人がそれぞれのパワーをバンドに注ぎ、最高のロックバンドでした。」
その言葉を胸に多くの若い世代の人にワイノーの音楽の世界に触れて欲しいと勝手ながら思う次第です。ベストも出ていますので。

goodfeeling2005-04-15

このトリコロールカラーが目に入って、久しぶりに聴いたら11曲全てに胸がキュンとしてしまった。スナッパーズの中でも1番好きなアルバム。
2003年4月の渋谷ON AIR WEST(今はO−WEST)で惜しくも解散してしまったが、私にライブの楽しさを教えてくれたバンドのひとつ。
バラードあり、スタンダードロックあり、ちょっとひねくれたポップありで何度聴いても飽きない。キーボードが入ったバンドだったというのもツボだ。
私は特にスナッパーズのラブソングが好き。言葉にすれば壊れそうな気持ちをあからさまではなく、何かオブラートに包んだ感じで歌ってくれるので優しい気持ちになれる。
学生の時、女友達と2人で住んでた時期があって、やっぱり人それぞれ音楽の趣味って違うから、なるべく個人でウォークマンとかで聴くようにしてたけど、スナッパーズの曲は2人ともお気に入りだったので部屋でよくかけてたな。
複雑な問題が絡み合って、解散してしまったバンドも数多くあるけど、いつまでもその曲は人の心に刻み込まれるものだと改めて思った。

BIRTHDAY(初回)
クリストファー脱退後初めてのシングルで2005年第1弾。
私がくるりを好きになった頃の気持ちを改めて思い返してしまうほど懐かしい香りがした。
歌が前面に押し出されている上に、サウンドも何度聴いても飽きない。
アコギ、オルガン、アコーディオンの音、すべての音の融合が日なたの若葉香る風を感じさせてくれるよう。
春生まれのあなたの誕生日にプレゼントしたい1曲。