2005年ロッキーマウンテンズ的ベストライブ

01.FEEDER

(7/30フジロックフェスティバル、11/8渋谷AX)


「今はマークっていう素晴らしいドラマーがいるけど、ジョンのハートは未だに僕らとともにある」っていうグラントの言葉と、「FEELING A MOMENT」の響きの中でどしゃぶりの雨が続いていた、苗場の空に光が射していたことを忘れない。
その後の来日では、タカさんの一言で、ステージ上に何人もの人が駆け上がり「JUST A DAY」を大合唱したエピソードも記憶に新しい。何気ない日々にもこんな小さな奇跡が待っているから、生きているって素晴らしい、そう思わせてくれたFEEDERに拍手。

02.WEEZER

(8/14サマーソニック、12/22新木場STUDIO COAST)


大好き、ウィーザー。恥ずかしげもなく大声で歌ってしまう。そして、右も左も後ろも前もやっぱり皆ウィーザーが大好き。しかも過去から現在に向けて、ベストな内容で繰り広げられる選曲。泣かせてくれるなよ。どんなに明るい曲でも、「どっかで仕掛けてるの?」っていう程、泣きのポイントがあるのがウィーザーマジック。これからも何度も私を励まし続けてくれるに違いない。

03.くるり

(7/31フジロックフェスティバル、11/4ZEPP TOKYO、12/31COUNTDOWN JAPAN)


ついにグリーンに立ったくるり。最後に「東京」なんて演られたアカツキには泪が止まらなくなった。フジロックに出たくてしょうがない10代のバンドに本当に夢を与えるようなステージだった。日本にはこんなに素晴らしいロックがあるんだと教えてくれてありがとう。

04.GREEN DAY

(3/20幕張メッセ


そこまで熱くなくても、知らぬ間に気持ちが、持っていかれて、たちまち10代の頃に気持ちを舞い戻らせてしまう彼らってやっぱりタダモノじゃない。でも強みは今までのヒット曲を演奏するだけじゃないってこと。信じられないようなロックオペラアルバムを創りライブで見事に演ってしまう事。新しい事を演ることに恐れないおじ様達は永遠の青年のようだった。


05.OASIS

(8/14サマーソニック、11/20代々木第一体育館)


生で聴いた、黄門様はやっぱり笑っちゃったけど…
「ドンルック〜」が知らぬ間に体に染み付いちゃって、そんな人間がここに何万人もいたなんて!OASISのメンバー間の仲もかなり良好で、私たちもこんなに繋がっていて、あんな歓声が沸き起こった夜が愛しい。


06.Sigur Ros

(7/31フジロックフェスティバル


闇の中で揺らめく光と音に魔法をかけられた。あの幻想的な世界にいた事は、事実かさえも定かではないような感触を味わった。こんなに美しいバンドが、他にいるであろうか。


07.ART-SCHOOL

(11/6渋谷AX)


今のメンバーの強い力があってこそ生まれた音がここにはあると感じさせてくれた。
「昔の方がよかった。」っていう人がいるのもわかるけど、でも時は経って、状況は変わって行くもので、そんな中でもART-SCHOOLの音楽が生まれ続けている事は素直に嬉しい。
個人的にライブでの戸高氏のギター弾き狂いっぷりにいつも息を飲む。


08.THE STROKES

(11/18渋谷Duo)


また新曲。次も新曲。さらに新曲。知らない曲でこんなにアガったのは久々だった。
それなのに何事もないかのようにプレイしていくそのクールっぷりにますます惚れた。


09.THE HIVES

(10/11渋谷CLUB QUATRO)


待ちに待った来日初ワンマン。ギャグとクールの紙一重。こんな独特の雰囲気を持ったバンドはそうそういないだろうと確信。聴覚アンテナはもちろんビンビンだが、視覚的アンテナにも相当来ました。ペレ、あんた、最高。


10.ASH

(1/18渋谷AX、7/11恵比寿LIQUIDROOM


もうあのメンバーで観る事はないのか、と今想い返すとなんとも感慨深い。
まさにあなた達は、私の中でシャイニングライトなんですよね。


<番外>
IAN BROWN

(8/13サマーソニック


こんな人間味溢れる歌を、嫌いになれるわけがない。
勝手に北野武先生と同じ匂いを感じてしまった。自分で自分に拍手してしまうところで思わずニヤっ。「この夏のある意味ベストはイアンブラウンだ!」と言う人は私だけではないはず。